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コラム

共学研修室開講1年を迎えて

2026年02月03日

2024年12月に岡崎教区の教学研鑚機関である共学研修室が開講しました。月1回開催し、約1年経ちました。ここまでの歩みを研修室補導(スタッフ)と研修生それぞれ1名にふり返っていただきました。

共学研修室補導:藤原 傳良(松平組德山寺)

藤原 傳良 氏

2024年12月に始まった共学研修室も、ようやく1年を迎えました。15名の研修生をお迎えし、本当に充実した学びを続けています。この研修室は、
①事前学習:次回講義範囲について研修生がレポートを作成し、班ごとに学び合う。
②講義と座談:講師である鶴見晃先生(同朋大学教授)より正信偈の講義を受け、さらにまた座談で深め合う。
を繰り返しますが、①で160分、②でも座談80分と、かなりの時間話し合います。始めは、こんなに長く話し合えるものだろうかという不安がありましたが、全く杞憂でした。研修生の皆さんの本当に真摯な思いに支えられて、中味の濃い、充実した話し合いが続けられてきたと思います。私自身、真宗についてこんなに真剣に、こんなに長く時間をかけて話し合いをしたことは初めてのように思います。皆さんが思いを込めて、自分の言葉で語られる姿に喜びを感じ、また毎回新たな発見に出会わせてもらっています。

共学研修室研修生:植田 誓子(第35組西念寺)

植田 誓子 氏

最寄り駅から3本乗り継ぎ片道3時間、教務所まではちょっとした小旅行という、教区の端っこから参加している。鶴見先生の講義も、立場・世代を超えた研修生・スタッフの方々との座談も楽しくて、移動時間も苦にならず通っている。

しかし7月に行われた課題の中間発表は苦しい時間だった。今の自分自身と向き合うこと、それを偽りなく言語化し他者に晒さらすこと、その難しさを痛感した。言葉によって自分を正当化し、脚色し、「正解」を探ることが常態化している自分を突き付けられた。それだけは避けようとした結果、稚拙で書きなぐりの、誰より短い文章の提出となってしまったが、私にそれをさせたのが、この共学研修室という場なのである。

その日、帰りの新幹線で皆が寄せてくれた感想用紙を読みながら、また言葉にならない感情になり、缶ビールを片手に涙したことをここで告白します。

「教えを学ぶのではなく、教えに学ぶ」開講から1年、ようやく学びのスタートラインに立ったような気がする。共に学びあう場へ向かう、次の小旅行も楽しみだ。

講師:鶴見 晃 氏

室長:本田 康英 氏

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